2005-01-01から1年間の記事一覧

142「一寸の虫にも五期の魂〜新垣里沙の「娘。愛」」

新垣里沙(Wikipedia) メンバーに一番近い場所にいるモーヲタ。 日本で今そう呼べる者はただ一人。新垣里沙を置いて他にはいない。 なんてったって、余りにもモーニング娘。が好き過ぎて、 メンバーそのものになってしまったというのだから、 世のモーヲタ…

141「一寸の虫にも五期の魂〜小川麻琴の「反骨」」

小川麻琴(Wikipedia) ボキは、小川麻琴の姿に保田圭を重ね合わせる事がよくある。 メインに立てる力は十二分にあるのに、サブポジションに甘んじている姿。 イジられる事、グループ内の道化師担当に「生きる道」を見出だした姿。 生き写しとまでは言わない…

140「一寸の虫にも五期の魂〜序章」

一寸の虫にも五分の魂(「ことわざわーるど」) 2001年に行われた「モーニング娘。LOVEオーディション21」は、 その前年から始まった、いわゆる「モー娘。バブル」の集大成的イベントであり、 そして同時にその終焉でもあったとボキは考えている。 19…

139「「サイボーグしばたさん〜秋風に吹かれて〜」」

サイボーグしばたさん〜秋風に吹かれて〜(amazon.com/購入もできます) 古くは、その内容はおろかタイトルすら知ってるヲタも もう皆無になってしまったかも知れない『太陽娘。と海』。 松浦亜弥、藤本美貴、そしてまだ一介のキッズだった菅谷梨沙子と、 …

138「DEF.DIVA」

ハロプロ史上最強ユニット誕生!その名も「DEF.DIVA」(サンケイスポーツ) 前々回『JJ bis』の美勇伝の連載について、 女性アイドルがブレイクを掴み取る為の「肝」であると同時に、 最も支持を取り付けにくい部分でもある、同性・同世代への大きな訴…

137「YO・GO・RE」

ヨゴレ(Wikipedia) ボキはアイドルが恋愛をしたって別にいいと思う。 日頃から愛だの恋だのラブだのヘチマだの唄ってるのが、 恋愛のひとつもしてないなんて、そっちの方がよっぽど不健全だと思うし、 思春期の女の子が、恋愛感情の高まりやキスやセックスの…

136「「美勇伝の美」〜JJ bis 美勇伝連載」

JJ bis(光文社公式) アイドルが売れるための「秘訣」というものはいくつか存在するが、 その中の一つに「同性同年代にモテろ」というのがある。 女性アイドルならばティーン層の女の子の、男性アイドルならば思春期野郎のハートを ガッチリ掴み取る事がブレ…

135「戦い済んで、日が暮れて。」

田尾監督、1年で解任=本拠地最終戦の前に通告−プロ野球・楽天 (Hello! Project 公式サイト) 楽天・田尾監督の解任におけるひと騒動を見ながら、 その物事の本質とは一切関係なく「ああもうペナントレースも終わりなのか、早いものだ」 みたいな感慨に耽って…

134「安倍なつみコンサートツアー2005秋 〜24カラット〜」

安倍なつみ (Hello! Project 公式サイト) ライブの良し悪しを判断するのに、 1.楽曲(セットリスト) 2.MC 3.観客との連帯感 という3つの要素があるとして、その3つのどれもがほぼ満点に近いレベルなのが 松浦亜弥のライブであるとボキは考えてい…

133「ごっちん。」

後藤真希(Wikipedia) 昨日9月23日は、後藤真希20歳のバースデー。 これで、以前コラムで取り上げた、「1985」の4人全員がハタチになった事になる。 ボキの最初の彼女に関する記憶は、彼女がまだ13歳だった頃。今からもう7年も前の事だ。 全然…

132「名曲再探訪。」

ALL FOR ONE & ONE FOR ALL !(amazon.com/購入もできます) 今更ながら『ALL FOR ONE & ONE FOR ALL!』なのである。 この前NHK-BSでオンエアされたハローのコンサート。 オーラスを飾ったこの曲のステージを見ながら、突如。本当に突如として ギューンと…

131「都合のいいオンナ。」

ハロー!プロジェクト スペシャルユニット決定!! (オフィシャルサイト) またしても、といったところだろうか。 先に結成が発表された新ユニットDEF.DIVA。そこにはなぜか石川梨華の名前が記されていた。 もちろん、それだけ働きを信頼されての抜擢という…

130「環境庁推薦アイドル?」

モーニング娘。"熱っちぃ地球を冷ますんだっ。" 文化祭2005 in 横浜(オフィシャルサイト) 文化祭イベントを目前にして、再びモーニング娘。内が「エコづいて」きつつある。 先の衆議院議員選挙において、自民党くのいち刺客の筆頭として面目躍如し、 無事…

129「さよならするのは、辛いけど」

Berryz工房 石村舞波 卒業のお知らせ(オフィシャルサイト) かつて、シェキドルというグループがハロプロにいた。 メロンや松浦を輩出した「モーニング娘。妹分オーディション」から出てきた、 まあ一応は選ばれた素材で、特に華がないとか、実力に難がある…

128「木を見て森を見て、そしてまた木を見る。/後編」

アイドル(Wikipedia) いろんな女性タレントを見るにつけ、まず一つ思うのは、 どんなに失速論や終末論が囁かれていても、またどんな批判が渦巻いていようとも、 ハロプロのタレント陣はあらゆる面でレベルが極めて高いという事である。 ものすごく解りやす…

127「木を見て森を見て、そしてまた木を見る。/前編」

アイドル(Wikipedia) 最近、ハロー以外の女性芸能人に目が向くようになった。 なんだそんな事と思われそうだが、ボキの中でここ5、6年ほど続いてきた、 非ハロー女性芸能人に対する鎖国的状況を考えれば、これは大きすぎる変化なのである。 洋楽、格闘技…

126「現代用語とかとは違うと思うぞのココロ」

「ぬるぽ」「中の人」などが「現代用語の基礎知識」に(impress Watch)『現代用語の基礎知識2006』掲載キーワード発表 (はてな公式) この記事を読んで 「正直どうなんだろう?」と思ったのは、なにもボキだけではあるまい。 なんというか、面白いとか愉快…

125「柴田あゆみのファンは幸せ者なのだ、というお話。」

柴田あゆみ(Wikipedia) 己への過信から生まれる上辺だけのそれではなく、 様々な経験や鍛練。さらに挫折というものを通して身についた「本物の自信」というものは、 時としてその人の持つ潜在能力の最大値を大きく引き上げる事がある。 例えば、柴田あゆみ…

124「『DAYS』〜亀井絵里2nd写真集」

DAYS(amazon.com/注文もできます) 亀井絵里は、二つの顔を持っている。 田中れいながヤンキャラで、道重さゆみが天然で、残る一人の亀井絵里が一番普通っぽい… というような認識で間違いないとボキは信じてやまなかったのである。 実際のところ、加入…

123「フットサル、三たび。」

「冒険王リーグ」袴田シュープが初V!ガッタス完敗で準V…(サンケイスポーツ)吉澤ひとみガックリ準V(デイリースポーツ) もう書くまいとは思っていたのだ。 結局帰結していくところはいつも同じだし、それが僻みを多分に含んだ、 主張の押し付けである…

122「『恋の花』〜安倍なつみ 8thシングル」

恋の花/安倍なつみ(amazon.com/注文もできます) 今回取り上げる、安倍なつみニューシングル『恋の花』も、 Wの新曲同様、つんく♂の手を完全に離れた作品である。 しかし、Wの方とは違い、この曲は非常にセンスを感じさせる仕上がりになっている。 それ…

121「『Missラブ探偵』〜W(ダブルユー)6thシングル」

Missラブ探偵/W(ダブルユー)(amazon.com/注文もできます) もう1曲、姫路でお披露目となったのが、W(ダブルユー)の『Missラブ探偵』。 作詞作曲編曲はもとより、プロデュースもつんく♂の手から離れて作られた、 ハロー史上始まって以来の「完全外…

120「『気がつけば あなた』〜松浦亜弥17thシングル」

気がつけば あなた/松浦亜弥(amazon.com/注文もできます) で、その里帰りコンサートで初披露されたのが、 松浦亜弥17作目となるニューシングル『気がつけば あなた』である。 「午後の紅茶」のCMにおいて、もうずいぶんと前から何度も何度もリピート…

119「松浦亜弥里帰りスペシャル」

あやや、郷里で躍動 姫路城天守背にコンサート(神戸新聞)あややが姫路に帰って来たぞ!(デイリースポーツ) 姫路だからどうだとか、野外だからどうだという話ではなく、 「松浦亜弥はやっぱり偉大なアイドル歌手なのだ」というシンプルな事実を、 形とし…

118「言い過ぎだと言われても、やっぱり言わなきゃ。」

モー娘「東名阪」1日握手サーキット(日刊スポーツ) 「結局、金があればどうにかなってしまう」 なんていうドッチラケもいいところの展開には、 怒りを覚えるということさえ通り過ぎ、ただただ寂しい限りである。 もちろん、最初から転売目的で抽選に参加…

117「野外コンサートのススメ」

里帰り!あやや 姫路城で歌う(デイリースポーツ) いろいろと逡巡した結果、 モーニング娘。本体コンの初日・松戸を蹴って、姫路の松浦亜弥里帰り公演に行くことにした。 正直、この決断に関しては今もって悩むところもあるし、 どこかでエイと踏ん切りをつ…

116「『なつふく』〜紺野あさ美2nd写真集」

『なつふく』(amazon.com/注文もできます) 紺野あさ美は「和み」である。 この論説に異論を唱える者など、よもやいるまい。 もちろん他のメンバーのような、今風の女の子然とした姿も持ってはいるが、 彼女には、イマドキの十代の少女が忘れかけている「…

115「『ひとりじめ』〜美勇伝4thシングル」

ひとりじめ/美勇伝(amazon.com/注文もできます) テーマは『セクシーバスガイド』なんだそうである。 たぶん楽曲のコンセプトとビジュアルイメージにはなんの関係性もないのだろうし、 そんな事はハローにおいては今に始まった話でもないから、 その事を…

114「モーニング。チャンネル デジフォトヒストリー」

『モーニング。チャンネル デジフォトヒストリー』(amazon.com/注文もできます) モーニング娘。というグループは、 メンバーの加入や卒業、はたまたリーダーが交代するなどといった 「ターニングポイント」を境い目にして、メンバーの心持ちよう。 そして…

113「うしろから、ひたひたと、ようじょの影」

Berryz工房 (オフィシャル) このコラムを始めてから、ヲタとしての自分が確実に変わったと思える事が一つある。 それは、Berryz工房の事を、偏見なくいろいろ見聴きするようになった事である。 今から1年近く前、このコラムの2回目に彼女たちについて触…