123「フットサル、三たび。」



「冒険王リーグ」袴田シュープが初V!ガッタス完敗で準V…
サンケイスポーツ
吉澤ひとみガックリ準V(デイリースポーツ)



もう書くまいとは思っていたのだ。
結局帰結していくところはいつも同じだし、それが僻みを多分に含んだ、
主張の押し付けである事も理解はしている。けれど、やっぱりどうしても
「おかしい」と思う気持ちは抑えられないのだ。
それとも、フットサルの活動に疑問を持つことすら、それはボキの誤った認識なのだろうか。
今回都合よくというか、そんなボキの違和感を解りやすく説明するのに便利な、
「材料」足りうる記事があったので、それをもとに、
ボキがフットサルに対して恒常的に抱く疑問を、フットサル支持者の人たちに聞いてもらいたい。
別に理詰めの回答を求めるつもりはない。
中にはそういう思いを抱いている者もいるのだ、という事が伝われば、それで十分である。


>今大会は1カ月かけて各チーム16試合ずつ予選リーグを戦い、
>上位4チームが決勝TMに進出。ガッタスは予選リーグで紺野あさ美(18)が左手首をねんざ、
辻希美(18)も仕事で不出場のためGK2人を欠く緊急事態に。
>そこで急きょ、是永美記(19)がゴールを守った。

                            (サンケイスポーツ 8/31付記事より)


辻はチームの正ゴレイロだと、ガッタスド素人のボキの中にもそういう認識がある。
仮にも「大事な」準決勝と決勝の試合。しかも、サブとは言え出場機会の多い紺野を欠く状況下である。
なのになぜ、正ゴレイロの辻が登場しないのか。その理由は「(他の)仕事」だという。
芸能人ばかりが戦っている土俵だからそういうのも仕方なしという事か…いや。それは違うだろう。
フットサルの啓蒙に一役買う為の親善大使的役割だけの存在ならばそれもいいだろうが、
今のガッタスはやっている方も観ている方も、少なくとも勝ち負けを本気で意識しているし、
勝利とか優勝というキーワードと共に一喜一憂を繰り返し、
試合結果の向上こそが至上命題となっているのが現状。
ならば、勝つ為には絶対に辻を出してくるべきなのだ。そこに異論の余地はないはずである。
ではなぜ辻のスケジュールをフットサルの為に空けられないのか。
ボキの引っかかりの肝はそこなのである。


以前ボキは否定論者的意見として、練習や試合のための時間も芸能活動優先で、
どれほどの「本気度」か解らないようなフットサルに時間を費やすくらいなら、
もっと本業に精を出して欲しいというような趣旨の事を書いた。
それはもちろん変わらずそう思うのだが、逆にフットサルを支持する側の事を思ってみた時、
ここまで本気になって盛り上げて、ガッタスが勝利に向けて邁進する姿に夢中になっているのに、
勝利の切り札とも言うべき辻を試合に出す事すらできない事務所の方針に、
何の疑問も抱かないものなのだろうか。
なにも今回ばかりではない。ガッタスの設立当初ストライカーの位置にいた後藤真希が、
いつのまにやらその姿をピッチで見る事がなくなった一件だってある。
今我々が見ているガッタスは「芸能活動ありき」なのか「フットサル本気宣言」なのか。
楽しめて盛り上がればそんなのどっちだっていいじゃないかと言われるかも知れない。
けど「フットサルをメインにやってます」で紺野の負傷は納得できても、
「芸能活動あってこそのフットサルです」ならば、ケガをするほど
フットサルに注力しないで欲しいと思うのは、決して不自然な考え方ではないと思うのだ。


何度も言うが、フットサルを新しい形のエンタメなのだと位置づけるのならば、
誰にも楽しめて盛り上がるエンタメに相応しく、勝ち負けに必要以上に拘らず、
ケガもなくもっと和気藹々とした雰囲気の中で行う事が必要だと思うし、
いやいや真剣にフットサルチームとして強くなるべく頑張っていますというのなら、
ツアーがどうとかイベントがどうとか言わず、定まったメンバーで練習や試合をしっかりとこなし、
チームのレベル自体をしっかり底上げした上で、団体スポーツとしての魅力を
しっかり伝えるようにするべきだろう。
もちろん、後者でない事を善良なハロプロファンであるボキは願っているのだが、
万が一そういう方向にガッタスが進んでいくのだとしたら、
その時はハロプロヲタではなく一スポーツ好きとして、
ガッタスに大いに注目させてもらう事にする。


けれど、やっぱり一番好きなのは、彼女たちが唄って踊っている姿。
それ以外の全ては「蛇足」に過ぎないのである。