391「スローダウン」



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賢明かつ物好きな読者諸氏ならば、ある程度はお気づきの事とは思うが、
実は当コラムの更新頻度を、少しばかり落とさせていただく事にした。
今後は、今までの1週間3本から1〜2本更新へと変更。その分、1本のコラムにかける時間を増やし、
数は減っても変わらない濃度のコラムをお届けできればと思っている。


疲れてきた、という側面はもちろんある。
だがそれよりも、最近コラムを書くことが楽しく無くなってきている自分に気がついた事が大きかった。


ニュースサイトやブログ、あるいはBBSの類を見て回り、
題材になりそうなネタを拾い集め、それをボクなりに料理して文章に起こす。
ここ3年近く続けてきたそんな習慣も、ついこの前までは、実に面白味のある作業だった。
時には同じ人種として、ファンの巻き起こす様々な論争を題材にしたり、
ハローやモーニングとは直接は関係ないテーマも取り入れてみたりと、
それなりに変化を楽しめもしたし、なにより、ひとつの出来事について深く掘り下げて考えるという、
さまざな意味において刹那的に今を生きているファンには、
おそらく絶対に真似のできない「贅沢」を堪能できることが、嬉しくて仕方がなかった。
だが、深く掘り下げれば掘り下げるほど、気が滅入ってしまうような出来事が今年になって相次ぎ、
じっくりゆっくりハロプロを見つめ続けるという、
現在のボクのファン・スタイルにとって、なんとも優しくない状況が続いた。
なんとか別の話で空気を換えたいのだが、話題の中心を避けて通る事への白々しさもイヤだし、
真っ向勝負で話題に挑んだところで、モヤモヤが募るばかりで充足感を抱くわけでなし。
何を書こうか。どう書こうか。そんな悩みを持ち始めると、
あれだけ面白味のあった「ハローを語る」という行為が、今はなんとなく重い。
ま、そんなに深いものでもないのだが、とりあえずは下がっているテンションを、
この夏の間でなんとかV字回復させるのが当面の目標。
コラムを書かねば…の強迫観念から一度この身を開放し、
改めて余裕のある形でハローと向き合ってみることにする。


なにせもう10年の付き合いなのだ。
彼女たちはすぐにきっとまた、日々ボクを嬉しがらせてくれるようになるはずである。
そうなったら間違いなく饒舌になるボクのことだ。
その時はきっと書いて書いて書きまくることだろう。

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