389「ノン・コネクティッド」



ヘキサゴン:里田まいら“おバカ3人娘”がアイドルユニット結成 島田紳助作詞の曲披露MSN毎日インタラクティブ



里田まいの快進撃が続いている。


前にも書いたが、いい加減年寄りにも程があるうちのオカンあたりが
「ホンマ里田はアホやなあ」みたいに言ってるくらいである。
不肖の息子が、相当前からハローだ保田ださゆだと大騒ぎしているのには、一切リアクションしなかったのに、
ここ1年ほどで里田まいという名前だけはしっかりと覚えてしまったというのだから、
これは相当にすごい事だと思う。
ただ、いかんせん悲しいのは、里田の名前に「アホの」という冠詞が必ずセットになる事と、
彼女が、不肖の息子が大好きなハロプロの一味である事を、まったく知らないでいる事である。


まあアホキャラについては、これは致し方ない部分ではあるとは思う。
どんな種類であれ、キャラ付けをして名前を売る事は芸能人の基本だし、
彼女に用意されたものがたまたまそういうキャラだったまでの話。
その課題を、地の部分も大いに活かししつつ、彼女なりにがんばっているのは間違いないので、
視聴者からクレームが寄せられるほどの、度を越えたアホさ加減は気になるものの、
素直にその姿を応援してあげたいな、とは思う。
問題は、そのがんばりで培った知名度が、ハロプロにほとんどフィードバックされていないという点である。
うちのオカンがそうであるように、「カワイイけどアホな若い女の芸能人」という辺りまでで
彼女の知名度が止まってしまっており、そこからハロプロという部分まで話が繋がって行くような筋道を、
事務所が作りきれていないという実情がある。挙句、まるで丁稚奉公に出すかのように、
番組の企画モノのユニットに参加させ、他事務所のタレントと組ませる事によって、
ますますハロプロ色が薄まっていくような情勢となり、なんとも微妙な現状である。


知名度ハロプロにフィードバックさせる必要なんてない、
というリアクションもあるやも知れないが、ボクはそうは思わない。
ただ単に、里田まいという個人が活動しているだけなら、
どんな手を使ってでも知名度を獲得し、芸能人としてのポジションを獲得し、
誰に歩幅を合わせるでもなく、どんどん邁進していけばいい。
でも彼女は違う。1人になったとは言え、未だカントリー娘。というグループを背負い、
しかもハロプロという集団の中で、さまざまな面においてのキー・パーソンとなるべき人材である。
決して安易に「個人主義」に走るべき存在ではないのだ。
もちろん、それは彼女に限った話ではない。他のハロメンも同じ事。
ハロプロの一員という立場で他流試合に臨むのであれば、
やはりハローの旗印を胸に活動してほしいし、またそうあるべきだろう。
活動範囲が広がり、どれだけハロメンたちの名前が売れ始めたところで、
他流試合での経験値がハロプロでの活動に活かされないというのであれば、
推しにしているファンが喜ぶ以外は、あまり意味がないような気がボクはするのだ。


それにしても、ハロプロの今を表すキーワードが
「デキ婚」と「アホキャラ」だと言うのだから、なんともやりきれない気分である。

100404