342「〓好!欢迎〓们来早安少女组」



モーニング娘。新メンバーに関して、つんく♂より皆様へのお知らせ。(オフィシャルサイト)



今回のメンバー加入について、なにやら世間は騒がしい感じにもなっているようだが、
そんな大げさに驚くべき事でも、ましてや嘆くような事でもなく、
モーニング娘。というグループの長い歴史が、ひとつの通過点をまた迎えたのだという、
その程度の趣きの出来事なのではないかとボク個人は感じている。


というか、ボクは以前から、グループに「外国人」が入るという事態が、
近い将来必ず訪れるだろうな、という予感めいたものを実は持っていた。
あるいは、生粋のフォーリナーが無理だとしても、昨今の芸能界のトレンドでもある、
いわゆるハーフやクォーターといったミックス系の人材は、これから先、
かなり高い確率をもって、ハロプロになんらかの形で入ってくるだろうという事は感じていた。
よもや、モーニング本体に、ネイティヴのチャイニーズが、
それも2人も入るというところまでは、さすがに予測できなかったものの、
そういう感じの「心の準備」を早々に行っていたという事もあって、
今回の話、ボクはとても穏やかな気持ちで受け止めている。


ただ、たった一つだけ残念に思うのは、彼女たちに「8期」の肩書きが付いてしまっている事である。


8期メンバーのオーディションに合格したのは、光井愛佳ただ一人。
その事実に込められた「価値」が、2人の加入によって色褪せてしまう事は、
あまり喜ばしくないのではないかとボクは思うのだ。
もちろん、ジュンジュンとリンリンには何の恨みがある訳でもないし、
まだ全く何も見聴きしてないけど、もしかしたら、ズバ抜けの実力を持った二人なのかも知れない。
でも、彼女たちはたぶん、モーニング娘。を小さな頃からずっと見続けて来た訳でも、
そんなモーニング娘。に「なりたくて」オーディションを受けた訳でもないような気がするのである。
細やかな部分は解らないけど、彼女たちにとっての喜びは、日本の芸能界にデヴューする事であり、
モーニング娘。の一員となれた事」に、一体どれほどの価値を彼女たちは見出せるのか。
それを考えたとき、光井もチャイニーズの二人も、同じように「8期メン」(留学生という説明はついているが)
というのでは、難関を突破してきた光井の立つ瀬がないというものだろうし、
まして、光井にとっては、加入したてのこの時期に、新メンバーとしての話題を持っていかれる事にもなる訳で、
同郷のよしみで馴染みのある光井の前途を、ボクは今、大いに気にかけている。


それにしても、実にヲタ好きのする絶妙なルックスのメンバーを、
スタッフはよくぞ発掘したものだと、写真を見ながらつくづく思った。
今後、声や動く姿も随時明らかになっていく事で、今は喧しい「拒絶派」のファンも、
きっと節操無く、あっさりコロリと支持の立場に回っていくに違いない。
それもまた、こういう種類のトピックにはありがちな風景であり、
そういう機微も含めての「新メンバー加入」という恒例行事だと捉えれば、
やっぱり、何も特別な事ではないのである。

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