331「妹力」



久住小春Wikipedia



ここのところ、仕事中によくメールが送られてくる。
まあ別にそれ自体は、なんて事のない話なのだが、問題はメールの送り主とその内容。
実を言うと、これを書いている今日も、同僚とピンと張りつめた空気の中で仕事をしている
最中にメールはやってきた。



でも小春ものすごく夢見るんですよ☆
毎日!!だから夢日記をつけようか迷ってるくらいですよ☆
なんか小春って寝言をいうみたいなんですよね(^-^)
寝言をいわなくなる裏技とかあるんですかね?
もしあったらみんなかなり知りたいですよね\(^O^)/
もし見つけた時はここで公開しまぁ〜す(°▽^)




タイムスタンプは15時06分。はっきり言って、こんなもん卑怯である。
ただでさえ柔和な空気を欲するシチュエーションの中、
まるでそれを見透かしたかのように、容赦なく投げられるド直球。
顔と全身の筋肉が弛緩し、なんとも言えぬ気持ちの悪い笑みが自然とこぼれ、
ありとあらゆる事において「まぁいいか」というような気持ちにさせられる。
巷では、彼女のそんな人懐っこさをして、「久住小春の【妹力】はすげぇ」などと言ったりするそうだが、
今まさにボクは、彼女のその圧倒的な妹力の前に、なすすべなく立ち尽くしている。


モーニング娘。の妹キャラと言えば、ボクなんかは真っ先に後藤真希を思い浮かべてしまう。
今の姿からは信じられないが、入った当時の佇まいは「末っ子」そのもの。
かわいい妹の成長を見守り、おてんばや愛嬌を愛で、時に言動が行き過ぎればたしなめる。
そんな7人の姉の下ですくすくと成長できたからこそ、今の後藤真希はある。
オリメン、2期メン以降のメンバーの中で、あの中澤裕子を「裕ちゃん」と呼べるただ一人の存在。
その事が、彼女の「妹適性」の高さを如実に表している。
そして、もう一人、忘れてはいけないのが辻希美だ。
ニコイチだった加護ちゃんが、ちょっとした「はすっぱ」さを醸し出す中、
とにかく辻ちゃんは甘え上手。特に、加入当初の教育係だった飯田圭織との関係は、
まるで本物の姉妹を見ているかのごときリアルさで、当時心の底から和ませてもらったものだった。


後藤と辻。「妹・ジ・オブザイヤー」の二人に共通するのは、
メンバー全員からとにかく可愛がられたという点である。
それはつまり、なにをやっても、どこか憎めない性格のなせる技という事なのだろうが、
そういう天成の人となりが、自身の成長に上手く寄与した事で、
二人が今の栄光を掴んだという事は、特筆しておく必要があるだろうと思う。
そして、ボクの中では、その二人以来の存在となる、妹・久住小春もまた、
当たり前の話だが、これから先、後藤や辻のような「確固たる存在」になる事は間違いないだろうし、
そうなった暁に、「あんなメールを無邪気に送ってきていた久住が…」なんて書き出しで、
思い出話を紡ぐことができれば、こんなハッピーな事はない。


久住小春の妹力、体感するなら今が一番「旬」である。

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