252「Hello again」



モーニング娘。Wikipedia



卒業コンサート」終了直後の記者会見で唐突に発表された「新メンバー追加」。
タイミングや、メンバー追加の是非そのものについて、
人々の受け止め方はそれぞれだろうとは思うが、
別れと出会いのコントラストを感じることもまた、
モーニング娘。という物語を味わう上での一つの醍醐味であるとボクは思うし、
夏から秋、そして寒い季節にかけ、8期メンバーという「新しい風」が
吹きこまんとするモーニング娘。の、次なる色彩の行方。
否定的に考える人には大変申し訳ないが、やはりここは、
なにもかもを期待せずにはおれぬという、そういう感触を今は抱いている。


7期のオーディションが、エースを探す旅だったというのは記憶に新しいところである。
該当者ナシという衝撃の結果と、それを受けての再オーディションという
大曲折を経て、ついに見つかった、たった一人の「ミラクル」な逸材こそ、
今や、グループからのひとり立ちも果たし、メキメキその頭角を表している
久住小春であるということは、もはや説明の必要もないだろう。
今回のオーディションで選ばれるメンバーは、
ズバヌケのミラクルエース久住小春の、後に続く存在となる訳で、
まあ、生半可な人材は選ばれないのではないだろうか。
まだ詳しいコンセプトについてのアナウンスはない段階ではあるが、
粒ぞろいの候補者が鎬を削る、相当面白いオーディションになるような気がしている。
まあ、何にも解らない状態なので、なんともコメントのしようもないが、
「少し年上の新メンバーを」という、毎回のボクの願いが、
今回くらいは叶わない☆カナ(悪ノリ)、などと少し思ってみたりもするのである。


極端に20歳近くとか、まあそういうのもちょっとどうかと思うが、
12歳とか13歳の少女には、いきなりからは醸し出せない、
「艶(つや)っぽさ」のようなものを持った女の子が出てきてくれればと、
ボクは、追加メンバーのオーディションが行われる度に思っているのだ。
それはもっと解りやすく言えば、4期のオーディションに登場した時の、
石川梨華であり、吉澤ひとみなのである。
思い返すか、あるいは映像があるならば見直してもらってもいい。
ボクが待ち望んでいるのは、当時の二人の持っているあの雰囲気なのである。
無論、二人のような好素材との出会いは高望みであるかも知れないが、
モーニング娘。の新たな魅力や可能性を引き出す為には、
ずっと続いてきた「ローティーン路線」に、ここでいったん終止符を打ち、
ここ数年の流れを、思い切って変える事もあるいは必要なのではないか。
なんとなくではあるけど、そんな風に感じるのである。


まあ「エッグから昇格」なんていう、ドッチラケの可能性も、
本当に僅かではあるけど無い事もないし、決して予断は許さない状況だけど、
ひとまず、無事にオーディションが開催された暁には、
その模様を目いっぱい楽しませてもらおうとは思っている。