245「ハロプロの夏。日本の夏。」



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何となくではあるのだけど、ボクの中では、
ハロプロ」という単語はなぜか夏のイメージだったりするのである。
もちろんハローには正月コンサートというのがあるし、春秋にはスポフェスだってある。
別に夏の風物詩だという訳でもないのに、夏のハロプロというイメージは、
他の季節とは比べ物にならないほどに鮮烈だ。一体なぜなのだろう。
それはたぶん、彼女たちが、真夏の太陽のように熱い、
パワーやエネルギーや情熱といったものを、
その活動の中で目一杯発散させているからではないだろうか。
そして、彼女たちから発せられた熱いオーラが、
夏のハロプロというイメージを作り出しているのではないかとボクは感じている。


普段、うがった様な視線でしか彼女たちを見ていないような人たちにとっては、
絶対に解り得ない世界だと思うが、彼女たちを見ていると、あまりにキラキラと眩しくて、
思わず目を細めてしまう瞬間が、大げさではなく本当にある。
「若さ」がそうさせるのか、あるいは「ひたむきさ」が生み出すものなのか。
とにかく、普通の若い女性の芸能人を見ている時にはほとんど感じる事のない、
みずみずしい眩しさが、ハロプロという集団にはあるし、
それを堪能できるというのは、ハロプロを本当に愛でる者だけに与えられた、
一つの大きな特権であると言えるだろう。


太陽の光と水しぶきと、そして、嬌声の中で開放的に過ごす夏の日々。
たくさんの笑顔、そしてたくさんの思い出が紡がれる時間の中、
また、眩いばかりの彼女たちに会えるという、ファンとしてこの上ない喜び。
そして今年は、2年ぶりの「別れの夏」。
「寂しくなるね…」そんな呟きも、今はグッと胸の奥にしまいこんで、
ただ、ひたすらにハロプロを見つめ続ける。
やがて9月の声を聞き、秋の訪れを感じるようになった頃、
「今年の夏はアツかった」と心の底から言えるように。


名古屋。大阪。そして、東京。
また今年も、熱い熱いハロプロの夏が始まった。