225「yell」
決して、全てを納得して受け入れた訳ではない。
今、これを書いている現在も、ボクはあくまで「フットサル否定論者」であり、
そのスタンスを崩すつもりは、当然ながらこれから先も毛頭ない。
だが、この界隈を生きる上で、聞きたくなくとも耳に入ってくるのがガッタスの話題であり、
現在行われているスフィアリーグでの不甲斐ない成績は、
もはやフットサルがどうとか、ガッタスがどうとかという次元ではなく、
ハロプロという集団そのものの沽券に関わる、ゆゆしき問題であるとボクは思っている。
まあ、スフィアでの成績が不甲斐ないものかどうかは、感覚の相違だろうが、
仮にも「最強」と謳われた事もあるチームが、優勝わずか1回。
準決勝敗退の屈辱を、あろう事か2度も味わっているというのは、
どう贔屓目に見ても、物足りない結果であると言わざると得ないだろう。
はっきり言ってしまえば、プレイテクニックやチームの強弱など、
ボクにとっては、この際どうだっていい事なのだ。
つまり、「所詮ハロプロなんてチョろい」などと、他事務所のチームやそのファンから、
例えほんの少しであっても思われる事が、ボクには我慢ならないのである。
ましてや、女性芸能人フットサルの礎を築き上げた存在であるガッタスが、
後を追ってきた者たちにいとも簡単に追い越され、さらに後塵を拝するなどもっての他。
「本職」に影響が出るやも知れぬ怪我や疲労のリスクを背負ってまで、
頑なにこれまでフットサルに挑み続けてきたのならば、
少なくとも、ハロプロの看板に泥を塗るような、しょっぱい試合を続ける事は避けるべきであり、
常勝を目指し、例え全勝は無理だとしても、カテゴリのナンバー1に君臨し続ける事が、
ガッタスに与えられた命題というものなのではないだろうか。
そして、その事が、ハロプロという看板の価値を維持する為に必須であると言うのならば、
「あくまでハロプロの為に」、好きや嫌いという即物的な物の考え方をかなぐり捨て、
本気でガッタスにエールを送るのも、ボクとしてはやぶさかではないのである。
フットサルはもういいじゃないか。本音は結局そこに帰結していく。
だが、やるからには常にガッタスがトップたる存在でいて欲しいし、
ポッと出の、一山いくらの連中に大きな顔をされるというのは、あまり気分の良いものではない。
もはや、女子芸能人フットサルというフィールドは、
やっているという事だけでチヤホヤされるような甘いものではなく、
ネームヴァリューよりも実力で序列が量られるシビアな世界になった。
だから「内容が良かった」「次に繋がる」などという悠長な事ではいけないのだ。
徹底的な練習で確固たる実力を養い、情を捨てて冷徹に勝ちに行く姿勢を常に持って、
我が物顔で闊歩する後進たちを捻り潰す存在こそが、
今のガッタスに求められる「本当の形」なのではないだろうか。
だからボクは、叫びたい。
「ガッタスよ、もっともっと強くなれ!」