213「今更ながら…」



コラムWikipedia



えらいもので、下手の横好きも1年半続けてみると、
それなりに読者の方からお便りなどいただいたりするから世の中解らない。
それも、批判めいたものはほとんどなく、激励や感想、そして文章の内容に対しての質問といった、
書き手のコンセントレーションを高めてくれる内容のものばかりで、本当にありがたい。
で、極力というか、ほとんど全てのお便りには個別に返事を書かせてもらっている関係で、
本チャンのコラム上でその内容を取り上げたりする事は全く考えていないのだが、
複数の方からいただいている、同じ質問というのがいくつかあって、
同時にそれは、読み手の皆さんの多くが普遍的に思っている事なのではないか…
とも思ったりしたので、今回はその質問にコラム上でお答えしようと思った次第なのだ。


「批評というタイトルがついているのに、全く批評しないのはなぜですか?」


これはいただく中でも、特に多い質問である。
結論から言ってしまうと、ここにアップしている文章の数々は、
あくまでもハロプロをメインフィールドとした「コラム」であり、
残念ながら書き手のボクに批評精神のようなものは全くない。
流れの中で、たまたま批評っぽい文章にもなったりはするが、
基本的には、ボクの独り善がりな思いの丈をブチまける場所であると思ってもらっていいだろう。
ではなぜ「批評」なのか。
実は、もともと、数年前にボクが管理していたサイトに、「週間モーニング娘。批評。」という、
複数のメンバーでテレビメディアのレビューをするというコンテンツがあったのだが、
言葉として、なんとなく耳あたりのよい響きだったので、
いつかどこかでまた使ってやろうと、密かに狙っていたのである。
で、このコラムを始めるにあたって、いざタイトルをつける段となり
「もうこれしかあるまい」と、満を持しての再利用をし、「週間Hello!Project批評。」と相成ったもの。
だから、カッツリとさまざまな批評文を期待していた方々にとっては、
いささか食い応えのない、というかほとんど見るべきもないコラムに映っているかも知れない。
だが、これから先も、この場所で何かを冷静に批評するという事はないだろう。
そう断言する理由については、次の質問への回答として申し述べたい。


「ヲタとしてのスタンスを聞かせてください」


これもよく聞かれる質問なのだが、ものすごく平たく言ってしまえば、
それは「全肯定」という事である。
但し、それが全てを最初から受け入れるという意味ではないという事は、
コラムを読んでもらえれば自ずと解っていただけるはずである。
「そんな事やらさなくても…」とか「なんて仕事させるんだ」というような、
仕事そのものに対しての批判に関しては、する時は目一杯するし、決して妥協はしない。
だが、そんな、見ているボクたちの気に染まない仕事をやっているのは、
誰あろうハロプロのメンバーなのだ。
彼女たちが、納得づくでその仕事を受け入れ、そしてそれを全うしようとしているのに、
勝手に愛想を尽かしてしまうというのは、正しいファンの姿ではないとボクは思う。
いろいろ思うところはあれど、辛い中頑張ってる彼女たちの為に、あえて全てを受け入れる。
盲目と言われようが、ボクはこのスタンスを絶対に崩さない。
当然、全てを受け入れ肯定する訳だから、冷静な判断力で批評など書けるはずもないのである。
解りやすいのがフットサルである。このコラムでも何度も書いてきたが、
ボクはフットサルという芸能活動を認められないスタンスで、
未だに「早くやめればいいのに」なんて事を平気で思っている。
だが、彼女たちがフットサルをやる事について否定をするつもりは全くない。
あくまでも、フットサルという活動にこだわり続ける事務所サイドへのアンチテーゼなのだ。
だからこそ、スポフェスでのフットサルでは、立ち上がって声の限りにガッタスを応援したのである。


以上。今更ながらの、趣旨説明。


とりあえずこの2点だけを押さえておいて頂いて、次回以降のコラムを読み進めてもらえると、
きっと、ボクというヲタの「人となり」がよく解ってくるはずである。