205「スポーツフェスティバルに行って来ました」



メトロラビッツH.P.が初公式戦で大敗…ハロプロスポフェスサンケイスポーツ



まぁ、伊達にコラム2回分落としてはいない訳である。
先週末のスポーツフェスティバルにて、コラムのネタはちゃっかりとGetしてきたので、
数回にわたり、レポート代わりのコラムをパーフェクトにお届けする事を、
無断休載のペナルティーの償いに替えさせていだたくという事で、ひとつ御了承願いたい。


とは言え。


本編の運動会部分に特筆すべき事は予想通りというかなんというか、ほぼ皆無だった。
毎度の徒競走、そして跳び箱競技は、活躍メンバーもこれまた毎度の顔ぶれ。
三好絵梨香が跳び箱界の新星として躍り出た事以外は、
後は前回のビデオテープを見ているかの如くであった。
そういうイベントなのだから…と言われてしまうとこちらとしてはグウの音も出ないのだが、
こうも新鮮味に乏しい内容では、やはり愚痴の一つも言いたくなるという物だ。
サバイバル競争と銘打たれた、競技度外視のオモシロ企画もあるにはあったものの、
内容としては毎年の障害物競争の焼き直しでしかなかったし、
新企画として行われた11人12脚にしても、やればやったでそこそこに盛り上がる
恒例の騎馬戦を外してまでやるような、果たして競技なのかという疑問は大きく残った。
最後のリレーを除いては、そんな調子で各競技に一長一短あり、
全体的に何とは無しのパッとしない感に包まれていただけに、
今回の目玉商品とも言うべき、球技の2種目には大いなる期待を寄せていたのだが、
結果的には両方ともに「なんだかなぁ」という感じの出来映えで、いささか落胆をさせられた。


フットサルが、見ているこちらが思わず引いてしまうほどのリアルマジ路線を貫く現状。
ならばキックベースはその真逆である、ほんわかと楽しめる存在であって欲しいという事は、
以前ここでも述べた訳だが、まさにその通りになったと言おうか、
キックベース活動は「まず楽しむ」の方向性で進み始めたようである。
それはそれでもちろん喜ばしい事ではあるのだが、いかんせん内容が酷すぎた。
全くの初戦という事を考慮したとしても、まず基本的なルールが理解できていない節があるし、
ワンアウトを取っただけで、まるで優勝をしたかのような大騒ぎには、
見ているこちらがちょっと興醒めしてしまった程。
マジばかりではなく、楽しめる方向性をと望んだのは確かだが、
それも、最低限の知識とテクニックがあってこその話。
意味の解らないような凡ミスで点を取られたり、
蹴るボール蹴るボールみんなフライになって、相手にすっかり押さえ込まれたりというのでは、
楽しみたくても全く楽しめない、尻すぼみのテンションになり兼ねない。
まず必要となるのは、まず土台となる実力作り。
そして「楽しんで勝つ」という目的に向かっての大いなる向上心の有無。
これからのメトロラビッツの浮沈の行方は、そのあたりがキーになるだろう。
で、今スポフェスのメーンイベントだったそのフットサルにしても、
リベンジムードを極限まで煽った割にはものすごい淡白な結果となった。
なにより斉藤瞳引退試合だと言いながら、試合に出たのがほんの一瞬というのでは、
終了後の涙のセレモニーも、どこか空々しく映るというものだった。
試合についても特筆すべき部分はほとんどなく、
春の一大イベントのメーンと言うには、いささかパンチ不足である事は否めなかった。


ただでさえ長時間の拘束。競技の一つ一つにメリハリがなければ
「ライブまでの人質タイム」の趣きはより色濃くなる訳で、
楽しみどころは随所にあったとは言え、冗長感は相変わらずといったところだ。
つまり、それだけスペシャルライブのデキが良かったという事であり、
余計に本編との出来映えのギャップが、よりくっきり浮かび上がった感もあった。
来年以降のスポフェスは、全く展開が読めないものの、
もう少しシャープな内容にまとまってくれる事を切に願いたいものである。