096「ハロ☆プロ パーティ〜!2005〜松浦亜弥キャプテン公演〜」



ハロプロパーティーキャプテンコンスレPart2モ娘。(狼))



バースデーのサプライズという豪華すぎる「おまけ」を別にしても、
ライブというもの本来の醍醐味をたっぷりと味あわせてくれた
松浦亜弥キャプテン公演のラスト2デイズは、
過去未来を問わず、ボキの中での「ベストバウト」となる事は間違いないだろう。


その情熱や思いと反比例するように、
本体コンサートに対する物足りなさは、常にボキの胸にわだかまり続けてきた。
そして、それがズルい事だと知りつつ、
「本体ヲタだから本体コンしか見ない」というエクスキューズを無理くり正当化した上で、
現状、おそらく精一杯であろう本体コンの内容に「無い物ねだり」を言い続け、
その挙句、自らの力でライブとして楽しい空間を模索する努力をここ数年怠ってきた。
しかし、ある種刹那的だった現場空間との関係性を改めて考え直し始め、
本当に遅ればせながらではあるのだけれど、
「誰それの」ではなく、とにかく、いいライブに巡り会いたいと思い始めた今、
このキャプテン公演が与えてくれたインパクトは絶大過ぎるほど絶大だった。


考えてみれば、ハロプロでも屈指のライブ巧者の3組。


歌とダンスの表現力。そして、決めるところとアドリブの出し入れが、
天才的に上手く、見ている客を全く飽きさせないW(ダブルユー)
様々な経験に裏打ちされた完璧な客の乗せ方と、
破壊力抜群のキラーチューンでグイグイ押してくるパワーヒッター・メロン記念日
そして、キャプテン松浦亜弥
彼女の貫禄とも言うべきステージパフォーマンスは言うまでもないが、
それ以上に強く感動したのは、
本当にどうしようもないヲタ共の面倒を、変わらぬ笑顔で見てくれる姿勢である。
見ているこちらが申し訳なくなってきてしまうほどに、
いつも客席の事を気にかけてくれている姿には、
いやらしい根性かも知れないが、
なんとも言えない「羨ましさ」を感じずにはいられなかった。


本編最後の曲『笑顔に涙〜THANK YOU! DEAR MY FRIENDS〜』の間奏で、
ラインダンスを踏む7人の姿が、大げさではなく本当にキラキラと光って見えた。
そして、その中心で、飛び切りの爽やかな笑顔で6人を鼓舞する
松浦亜弥の見事なキャプテンっぷりが、2日経った今でも目に焼きついて離れない。
ガチの本体ヲタであるボキのアイデンティティを揺るがした魅惑のキャプテン公演
すでに決定している秋の再演は、あろう事か本体コンを差し置いて、
今やボキの中での最優先事項である。