074「Starting Over」


Rika-graduetion〜石川梨華卒業企画



ボキがこのコラムで一貫して言い続けていのはただ一つ。
全ては愛情から始まるのだ、という事である。


奇しくも最近、そのヲタの持つ愛情を大いに試される出来事が相次いで起こったが、
悲しいかな、愛情あるヲタが減ってきている現実だけが浮き彫りになっただけであった。
別に盗作したり、男がいたりする事を盲目的に肯定する事が愛情なのではない。
心を痛め、憤りにも似た感情を持ちながらも、
傷ついた彼女たちが最終的に戻っていける「巣」として、どっしりと存在する。
それこそがヲタとして究極かつ最大の愛情なのである。
誰しも「そんな当たり前の事…」と頭では思っている。
しかし、いざピンチと対峙した時、実際にそう振る舞えるかどうかは極めて難しい。
なっちと矢口に冷たい言葉を浴びせたヲタの数が、
それを計らずも証明していたのは記憶に新しいところである。


今、モーニング娘。から羽ばたこうとしている石川梨華に、
僕たちファンがしてやれる最大の事。
それは一過性的に卒業だけを華々しく彩る事ではなく、
彼女のこれからを愛情をもって見守り続ける事を卒業ステージに誓う。
これに尽きるのではないかとボキは思うのだ。


そして、どんな状況であろうとひたむきに頑張り続けた石川梨華の姿を、
彼女に負けないくらいのひたむきさで追いかけてきた石川ヲタたちであれば、
必ずやそれを全うし、後世に残る感動の卒業ステージを作り上げるであろうと、
ボキは信じてやまない。


5年分のありがとうのメッセージと、これから永遠に紡がれて行くであろう、
石川梨華とファンとの「愛情物語」の華々しい幕開けをこの身で体感するため、
ボキはこれから東京に向かう。




Starting Overの時間は、もうそこまできている。