054「フットサルという『お仕事』」


Gatas Brilhantes H.P.(公式サイト)
ハロプロ涙…V逸悔し〜い!yahoo!ニュース/ソース:デイリースポーツ)



これまで、フットサル関係については否定的な意見を言い続けてきた。


フットサルに費やす時間はあくまでも本業の片手間であり、選手となるメンバーも、
仕事のタイミングに合わせて入れ替わり立ち代りの様相だった事を考えれば、
このフットサル活動は、どう考えても歌や写真集やバラエティと同じ線上にある、
アイドル仕事の一環のようにしか思えない。
なのに、都大会予選に登録してみたり、
フットサル巧者の強いチームと対戦してみたり。(どちらも結果は散々だった)
こちらとしては、その本気度が全く読めない以上、
怪我や体調面で本業の方に支障が出やしないかという不安ばかりが掻き立てられたし、
フットサルに付随した芸能活動がやたらと目に付いた事もあって、
一体いつまでフットサルの仕事を引っ張るのか…とメンバーには申し訳ないが
少々辟易としていた部分があった。


しかしながら、この間の駒沢の大会において、
試合後優勝できずに涙を流しているメンバーの姿を見るに至り、
事務所の思惑はともかくとして、メンバーたちは、
もはやフットサルを「仕事」ではなく「使命」のように思い始めているのではないかと感じたし、
そこから考えれば、選手である彼女らの本気度は推して知るべしであろう。
既存のチームに歯が立たないと見るや、芸能人大会というガス抜きを準備して、
例え「お山の大将」と言われようとも、そこで勝つ事によって
ガッタスの「芸能人女子フットサルチームのパイオニア」という部分を必死にアピールしたい事務所と
彼女たちとの、フットサルに対する情熱の温度差が気にならなくもないのだが、
負けて悔し涙を流すほどに、彼女たちの中でフットサルが大事なものになってきているのは事実だろうし、
ならば、ボキもちゃんとフットサルと向き合おうと思った。
そこで、今回はガッタスが「本気で強いチームになる為の方策」を述べることにする。


とは言え、何も難しい事はない。
一つは、ちゃんと練習時間を取って、基礎からみっちりとフットボールの技術を身につけること。
そしてもう一つは相手の強弱に関係なく実戦経験を積む事。
あれだけのダンスを短期間に習得できる彼女らの能力である。
上に挙げた二つがしっかりとできればトップレベルの実力となるのは間違いのないところだろう。


やるべき事は一つ。フットサルを「本業」とする事である。


当面、芸能活動を控え、朝練だけではなく一日単位の豊富な練習を日常的に行う。
ランニング。サーキットトレーニング。シュート。パス。トラップ。
基礎体力からテクニックまで、技術を徹底的に身体に叩き込むのである。
そして、とにかくなんでもいいので試合経験を積むのだ。
利権渦巻く芸能人大会でも、相手が鬼のように強いトップレベルの大会でも、
なんでも積極的に挑戦する。
そこで勝ち負けの本質が解ってくるような事になれば、もう怖いものなしである。
寝ても覚めてもフットサル』
それこそがガッタスの力が底上げされる唯一の方法であるとボキは確信する。


「そんなの無理だろ」と人はせせら笑うが、本気で取り組むとはそういう事なのである。
彼女たちがどれだけフットサルに情熱を注ごうとも、どれだけ熱く本気になろうとも、
事務所側が打ち込む環境と時間を約束しない以上、
実力の向上はどうやっても見込めないし、
それ以前に、芸能界本位のスケジューリングやメンバー編成が解消されない限り、
フットサルは彼女たちにとって、ハロモニの企画と大差ない、
ハロプロのお仕事の一環の域を出ないのである。


ボキは彼女たちの「フットサル馬鹿」になる姿を見たくてモーヲタをやっているのではない。
彼女たちが唄い、踊り、カワイイ笑顔を振りまく姿が見たいだけなのだ。
だから、上に書いたようなフットサルチームへの道を歩まれも大いに困る。


よってボキは、フットサルという「お仕事」を否定せざるを得ないのである。