045「開幕直前!モーニング娘。コンサートツアー2005春」


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ついこないだ飯田圭織の卒業に涙していたと思っていたのに、
翌週からは早くもモーニング娘。の春ツアー、すなわち石川梨華の卒業興行がスタートする。
もう何年も前から、常に何かしらの公演予定が入っているような状態なので、
いい加減カラダも馴れてきていいはずなのだが、
それでもやっぱり気が付くと「ああ時間の流れ早ぇ」と思わず口走ってしまう。
それほどに密度の濃いヲタ生活だという事なのだろうが、
相変わらずこちらの余韻とか心の準備とかお構いなしに、粛々と予定をこなしていかれる
アップフロント様には本当、毎度毎度やられっぱなしで如何ともしがたい状況である。


ところで、2000年以降の春ツアーのセットリストは、
直前にリリースされたオリジナル・アルバムからのセレクトをメインとし、
そこにキラーチューンをちりばめていくという手法が取られて来た。
例外は中澤裕子のラストツアーとなった2001年のツアーで、
この年は当時まさに「百花繚乱」だったタンポポプッチモニミニモニ。
さらにソロの後藤真希中澤裕子、ゲストにデビューしたての松浦亜弥
というユニット&ソロワークスの集大成的なセットリストとなっていた。
そして記憶に新しい昨年は2枚目のベスト盤がリリースと相成り、
ツアータイトル「THE BEST of JAPAN」の名の通り、まさに新旧取り混ぜての
ヒット・メドレー的な構成と初のセンターステージ導入で大いに盛り上がった。
その後を受けての今回「第六感 ヒット満開!」では、
果たしてどのようなパフォーマンスを見せてくれるのだろうか。


個人的に見たいのはなんと言っても『レモン色とミルクティ』である。


とにかく、最初に聴いた時にとんでもない衝撃を受け、
その後軽く4,50回はリピートで聴き続けたという、それほどボキ好みの、
モーニング娘。史上最強の「アイドル・チューン」である。
ゴロッキーズの歌声からほとばしるような若さとみずみずしさは言うに及ばず、
歌詞、楽曲、全てにおいてほぼ完全無欠のアイドル歌謡であり、
音源だけの世界であるにも関わらず、楽曲の世界観がくっきりと浮かび上がってくる。
そして、これを歌いこなせるのはモーニング娘。ゴロッキーズしかありえない!
と言ってもいいくらいに、歌唱がビタリとイメージにマッチした見事な作品に仕上がっている。


このパフォーマンスがビジュアルとしてステージで再現されるのであれば、
それだけでも見に行く価値がたぶんあると思う。
少しベタなアイドル風のドレスをヒラヒラさせながらこの曲を唄い踊る8人を想像しただけで、
なぜだろう、自然とテンションが上がってくる。
まだやると決まった訳ではないが、絶対に見てみたい1曲だ。


時の流れの早さもどこへやら。
とにもかくにも、今はただツアーが待ち遠しい。