031「放送メディア考。」


放送番組と著作権(NHKオンライン)



ことハロプロに関して言えば、の話だが、
ボキは個人的に、ネット上でのテレビやラジオ番組のデータファイルのやりとりについては
ある程度容認(黙認でもいいけど)されても良いのではないかと思っている。
直接的に金銭が絡んでくるCDなど売り物のファイルについては
やっぱり問題があると思うが、テレビやラジオについては、
それをメディアに焼いて販売するなど営利目的でなければ、別段問題が生じるとも思えず、
むしろローカルでしか(もはや地上波では捕捉できないものも含めて)
レギュラー番組を楽しめない現状で、ファンがいわゆる情報難民にならないため、
そして全国規模の支持を得る、あるいはそれを維持するための手段として、
インターネットによるデータの配信は、現状できうる最善の方法だとボキは考える。


現実問題として、例えばラジオ番組において、オンエアが理論的には聴取不可能なはずの
エリア外リスナーからの投稿が読まれない日はないし、
またその事をスタッフがとやかく言う例は見た事も聞いた事もない。
それは、どんな形であれリスナーが増える事はラジオ番組にとってこの上ない喜びであり、
結果タレントの人気向上につながる要素となるからである。
というか、本来そんな事は事務所サイドがもっともっと意識せねばならないところであり、
事務所や放送局が対応できない細やかなニーズに対して、
視聴者なり聴取者が連係プレーで支えあっているのだと考えれば、
感謝されこそすれ、著作権侵害だなんだと文句を言われる筋合いは何一つないと思う。


要は「基本サービス」を全うする事ができない、今のUFAに問題があるのだ。


前にも書いたが、テレ東深夜のハロー枠をなぜ全国ネットにできないのか。
大阪・名古屋・四国・九州でも番組をオンエアするようキー局に働きかけて、
少なくとも純粋系列局だけはフルネットにすべきだろうし、
そもそもハロモニのように準全国ネットの形にする事が本来の姿だ。
ラジオも、全国ネットという形が難しいのであれば、
それこそインターネットを使ってのファイル配信という形にすればいい。
事務所が著作権関係を明確にし、監修した上で、
配信してヨシのファイルを作成しそれを流せばいいのだ。
今は技術も向上し、期限が来れば再生できなくなるシステムの
メディアファイルも登場している。
それを使えば、二次流出もある程度は食い止める事はできるだろう。
金も労力も使わずに、在り物だけで全てを正当化させようなんていうのは、
土台ムチャな話なのである。


著作権云々でファンを牽制したいのであれば、
まずは全ての放送メディアを全国各地でタイムラグなく視聴できるようにし、
ヲタから1人の情報難民を出すことなく、
全国津々浦々全てのモーヲタが同じだけの情報と愉しみを得られるように、
放送活動の環境を整備する事だ。
そうすればおのずとインターネットでの違法なファイル取引なんて必要なくなるだろう。


それができないのならば、
ヲタの愉しみを奪う事などせず、黙っていて欲しいと思う。


それともそれは我侭な願いなのだろうか