025「モーニング娘。ラッキー7オーディション新メンバー大決定SP」


つんく♂よりモーニング娘。ラッキー7オーディションの結果に関するコメント



ASAYAN風の緊迫演出。
そして緊張した面持ちで座る候補者6名のロングショット。


思わせぶりな余韻を残して、画面はいよいよ最終ロールに向けてのCM入った。
当日中に合格者が発表されるのだとすれば、最低でも放送されなければならない内容は、
合格発表の瞬間と合格者のコメント。現メンバーへの告知風景とそのリアクション。
新メンバー大決定SPと銘打っているのだから、
最低限そこらあたりまではパッケージにしてもらわないと困る訳なのだが、
手元の時計でオンエア時間はなんと残りわずか7分強。
どれだけ無駄な演出をそぎ落としたとしても、
とてもそんな時間では収まりきらない事は明白だった。


ここから考えられるパターンは数少なかった。
一つは翌週以降のハロモニ。に発表を引っ張るというパターン。
もう一つは、合格者だけを発表して残りのコメント関係は
翌週以降のハロモニ内で随時フォローするというパターン。
そして最後の一つは。合格者が「ない」というパターン。
CMを見ながら、どのパターンが来ても興醒めだなあ…
とかぼんやり考えていたが、結果は皆様もご存知の通り。
大々的にコラム上で予想とかして、事もあろうに「自信アリ」とか明記してしまっている自分が
こっ恥ずかしくて仕方がない今日この頃である。


おそらくはもっと早い段階で「該当者ナシ」は決まっていたものと思われるのだが、
興味があるのは、ブーイング承知でなぜこういう結果を選択したかという事だ。
つんく♂曰く、今回のオーディションのテーマである
「エース」足りうる存在がいなかったと言うのだが、
果たして本当にそれだけが理由だろうか。
3ヶ月弱という短い期間。そして日本全国をカバーする事ができないハロモニ。という告知媒体。
エース不在という刺激的なコンセプトで幕開けした割には、
規模的に今ひとつパンチの弱いオーディションだった事を考えると、
あるいはこのラッキー7オーディションそのものが「壮大な番組企画」だったのではないか…
などと勘ぐってもみたくなる。


強いて今モーニング娘。に新メンバーを入れる必要性はないけど、
現状に慣れつつあるメンバーへの「喝」にもなるし、
「私だってモーニング娘。になれるかも知れない」という女子ヲタ層の射幸心を煽れば
モーニングの人気に追い風も吹く。
そして番組内容がマンネリ化してきているハロモニ。にも刺激を与えられる。
万が一でもいい人材が見つかればそれに越した事はないし、デメリットはゼロ。
いい事ばっかりだから一発オーディションでもやっときますか…
まあ邪推も邪推、各方面に失礼なことは十分承知の上で、
あえてぶちまけさせてもらった「妄想」なのだが、
それまでのオーディションの「大掛かり感」を考えると、
あるいはあながち…とも思ったりする訳で。


「7期メンバー、1月29,30日の横浜アリーナで初お披露目」
という一番最悪のシナリオが回避され、その点についてはまあホッとする部分もあるが、
またいつ、つんく♂大先生のピコーンが発動するのか気が気でないのもまた事実。
少なくとも、矢口リーダー/吉澤サブリーダーの体制がしっかりと固まってから。
ボキたちの心の準備がきちんと済んでから。


つんく♂大先生には、思う存分冒険を楽しんでいただきたいものである。