006「天才!LET’GO あややム」〜その1


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かつてテレビ東京
「なんか垢抜けないテレビ局だなあ」と思われていた時代は確かにあった。


どんな番組をやっても、なんかどっかで見た事あるようなものが多くて、
使うタレントも良くて1.5流。
ヘタをすれば「誰ですかそれは」というようなタレントをキャスティングして、
まさにチープという言葉がしっくりくる…そんな一昔前のテレビ東京
まあ今も根底の部分はあまり変わらないような気がするのだけど、
高視聴率番組を次々と生み出し、他局とも遜色ない勝負を展開している最近では、
「テレ東て…」と失笑される事ももはや皆無となった。


要因はいろいろあろうが、やはりアニメの大成功がその最たる部分だろう。


社会問題にまでなった「新世紀エヴァンゲリオン」で、
テレビアニメという枠を超えた一大ムーヴメントを起こし、
任天堂の人気ゲームとタッグを組んだ「ポケットモンスター」を
これまた大ヒットさせた。
この二つのアニメコンテンツのおかげで、
テレビ東京は今日の地位に登りつめたと断言していいと思う。
その後も、コンスタントな視聴率が見込めなくなったテレビアニメ界に、
臆することなく次々と新作を投入し、他の民放がアニメの取り扱いに四苦八苦する中、
「アニメのテレ東」の地位を不動のものにしている。


そういう動きから考えれば、テレ東発信で大ブレイクし、
国民的な存在となったモーニング娘。をアニメとコラボレートさせ、
その相乗効果を狙うという戦略が浮上するのは当然であり、
ミニモニ。で幼児層の取り込みを図りたいUFAとの利害の一致はまさに渡りに船。
かくして、2001年。
アニメ「とっとこハム太郎」とモーニング娘。のコラボレートが始まったのだ!
以上ここまでのまとめ終わり。



まあなんですわ。つまり来年以降はどうなりますか。という話です。


ミニモニ。封印の段階で、
とりあえずお子ちゃま向け展開の維持っていう思考は破綻してると思うんですよ。
結局Wがその層を引き継ぐ形にはなってるんだろうけれども、
彼女たちだってだんだん大人びてきているし、
以前のような無尽蔵なパワーというものには期待しにくいと思う訳です。
じゃあBerryzかという事になるけど、彼女らの場合、
同じくらいの年代の層に「ああいう風になってみたい」と
思わせる訴求効果はあっても、
ハム太郎を毎週見ているような年代にその効果が期待できるのかというと、
はっきり言って疑問符をつけざるを得ない。
要するにハム太郎を幼児層に強力にパックアップできるだけのスポークスマンが、
今のハローのメンバーにはいないという事なんですね。


それにはっきり言わせてもらえれば、去年のなっちにしても今年の松浦も、
いくら年齢を感じさせないキャラとは言え、正直ビジュアル的にキツい。
ミニモニ。エコモニ。が横にいてやっと成立っていう感じだし、
それが損にこそなれ、経験値になるとはちょっと思わない訳です。


つまり、両者にとって、
もはやこのコラボレートは旨みのないものになってるんではなかろうか。
それがボキの考えです。


曲の良し悪しで言えば可もなく不可もなくといったとこで、
まあお好きな人はどーぞー。という趣ですが、
もう来年以降はこの展開はいらないんじゃないかなという気はしてます。



ただですね…(と余韻を残しつつ、つづけ。)